この冬、母が使い捨てカイロを肩に当てていて、低温火傷をしてしまいました。結構広い範囲でなかなか治らず、洋服がすれてあたるので痛い、痛いと言っていました。そうしたら、ある人に馬油(バーユ)を塗ったらいいよと勧められ、塗ってみたらすっと痛みがとれ、効いてきました。
実は、私は5年来、朝晩、洗顔後に馬油を顔に塗っています。乾燥と脂性の両方がある肌質なのですが、馬油がどちらにも良く、この間、大きなトラブルもなく、シワも増えず、透明感もできるという、とても効果があるお気に入りの美容法です。
それなのに、火傷に効くなんて〜!5年も愛用していたこれ(馬油)が〜っっ!という驚きでした。
馬油って万能だったのです。
馬油は火傷に効くの?
ということで、馬油って何だろう、どうして火傷に効くんだろうと思い、その効能を調べてみました。
馬油といえば、薬師堂のソンバーユというほどこのブランドが有名です。
実は、馬油という言葉は薬師堂の登録商標。元祖なのです。
薬師堂の直江昶氏の著書「馬油と梅雲丹の研究」で、民間療法として馬油の効能を研究されています。
「先ず、一秒でも早く馬油を塗布すること、水冷は不要』
その理由は、
完全に皮膚の空気(酸素)を排除し、遮断するからです。水で冷やしても、毛穴の奥や皮下組織に空気(酸素)が残りますから、その酸素が尽きる何分間かは、火傷は進行します。馬油を塗布すると、三十秒で火傷の進行は停止します。相当ひどい火傷でも直ぐに塗布すれば、痛みも数分で和らぎます
やけどの患部に、たっぷりと馬油を塗る。毎日これを繰り返すことで、水ぶくれにもなりにくいようです。
もちろん、やけどの程度によるので、ひどいやけどの場合は、病院で医師に診てもらうことが第一です。